pekopon001’s diary

はてなダイアリーから移管。ほぼ買い物メモですが…

14年ぶりの再会

今回の山行は、群馬県の端っこ(県境を越えたお隣には草津温泉があります)、野反湖にそびえる高沢山(1906m)へ。
野反湖って、ダム湖か何かだっけ?96年にキャンプで行って以来、実に14年ぶり!に来ましたねぇ。
朝の7時に、電車で実家の最寄り駅まで来たTさんを拾ってから出発。


関越自動車道を渋川伊香保ICで下りて、草津方面へ。
で、ここから野反湖までけっこうあるんだこれが。
峠道をひたすら上っていくのですが、道幅がお世辞にも広いとは言えないので、ミラーをいちいち確認しないと、対向車と衝突の危険性があります。



野反湖の湖畔、野坂峠に到着したのは昼前、11時ちょい過ぎ。
ちょうど雨が土砂降りだったので、Tさんと、「行くのか、それとも否か」の相談をしたのですが、せっかく遠路はるばる来たのだから「行っちゃえー」ってことに。

さて、この時点で我々はまったく気付いていなかったのですが、まず野坂峠にいること自体、計画とはまるっきり反対側だったわけです(図を参照)。




計画では奥にあるキャンプ場に駐車、キャンプ場沿いの登山道から入り、三壁山の稜線に出てから、勾配のなだらかな道を歩く予定だったのです。
片道1時間40分、楽チ〜ンな登山…もといハイキングのはずでした。


実際は…


野坂峠の登山口から登山開始、中腹の弁天山までは比較的緩やか。
問題はここから。

弁天山から一気に下り、標高1744mのエビ山までの登山道が、えらい急坂(っていうか、斜度に換算すれば、60度以上あったような気が。もちろん体感の角度のため、実際はもっと緩やかだったかもしれないが)のため、もの凄く疲れた。
あとで地図を見たら、等高線を垂直に登っているんだぜ。



午後1時、エビ山に到着。中高年のご夫婦が先客で昼食中でした。
ここで休憩。
さてここで初めて我々は山の地図および、計画表の確認をします。

「…登山口、間違えてね?」

出発から2時間、本来ならばとうに高沢山に到着しているはずなのに、ええ、いまエビ山から正面に見えているのが高沢山ですが何かw


さて、エビ山から高沢山まで1時間、三壁山経由でキャンプ場に下りるにせよ、エビ山に再び戻って下山するにせよ、野坂峠の駐車場までは3時間以上かかる計算である。

本日宿泊予定の尻焼温泉へ余裕を持って到着するためには、果たしてどうすれば良いのか?

我々が下した決断とは…。


「このままキャンプ場に下りちゃおうwww」

何という英断っ!何という臨機応変っ、宿に行けばビールが待っているのだっ!

…10年前なら、決して下さなかった判断。
そう、これは「堕落」ではない、大人としての「煩悩の勝利」なのだっっ。

そんなわけで、そのままエビ山から下山道へ。湖畔に下りて、遊歩道を経由して駐車場まで戻り、午後4時半には旅館でビールかっくらってましたwww

…えーっと、ビール、スゲー美味かったです。


教訓:予定表は出発前に確認しましょう。
追記:ニッコウキスゲの群生がすごくきれいでした。っていうか、まずそのこと書けよw