修験道
前日の大雨の翌日とあって、本日は晴れ。
旅もいよいよ最終日、満を持して投入堂へ向かう。
ガイドブックには「修行気分を味わいながら参拝に行こう!」なんて軽く書いてありますが…。
…ヤバイって。
だって…。
とか、
とか。
いやもちろんトレッキングブーツは持ってきて、しっかりと装備しましたが、まさかこれほどの急登の道とは。
確かに、霊場であり修験道の場である山道に、緩やかな九十九折りの道などあるわけがないと、よくよく考えれば分かるのですが。
昨年は死人も出ているらしいし。
で、鎖場を登りきった文殊堂は、断崖に建てられた建築物。
完全に断崖絶壁状態です。どうもあり(ry
雨で滑りやすい登山道を慎重に進むこと45分、「そいつ」は急に姿を現した。
三徳山三佛寺 国宝・投入堂。
こんな断崖に、いったい誰が、どのようにして作ったのか?
ほとんど記録に残っておらず、まさしく「謎の建造物」。
平安期の末法思想に関わりがあるとされているそうですが。
投入堂の上部。完全に絶壁。
苦労して登って見たこの光景は、正直鳥肌が立ちました。全くの素人目に見ても、見事な造形でした。
往復でたったの2時弱という「登山」でしたが、その中身は通常の山の4〜5時間に匹敵する濃さであったと、断言しておきましょう。
下山後、「谷川天狗堂」にて精進料理を食べることに。