ブルツ、電撃引退
ウィリアムズのアレクサンダー・ブルツが、引退を表明したそうです。
1997年、徐々に戦闘力を失いつつあったベネトンでデビュー、翌年からは、非力なカスタマーエンジンでの力走が光りましたが、2000年を最後に「おめ、イラネ!」と追い出され、以降はテストドライバーがメインのお仕事となりました。
正直、デビューの時期が悪かったとしか言いようがないなぁ。もっと戦闘力のあるマシンで走ってもらいたかった!代役出場したマクラーレンでは、しっかり表彰台を獲得しているしね。
この業界、ろくでもない連中が多い中で、数少ない「紳士的」な人間性を持ったドライバーでした。
しかし、皮肉なことに、その「ろくでもない連中」のほうが、チャンピオンを獲得しているんですけどねぇ。いい人ではトップに立てないということですか。
今シーズン最終戦のインテルラゴスでは、ブルツの代わりに中嶋一貴が出場とのこと。
日本人ドライバー史上、初めての親子F1ドライバーの誕生であります。
フランクじいさんは、一貴のここでの走りを「最終試験」とするのかしらん?うまくいけば、来シーズンのレギュラーシートを獲得できますが、さて…。