Ｊ１第33節 FC東京×大宮アルディージャ＠味の素スタジアム

泣いても笑っても残り２節、アルディージャは残留にすべてを懸ける。
…なんか今シーズン、アウェーゲームばかり観に行っているような気がするんですが。

大宮サポの横断幕には「残りたいなら意地見せろ」の文字。
広島、甲府の自滅に頼るのではなく、自力で残留への道を作ってほしいとの、サポたちのメッセージだ。

前半はお互いに相手陣内でチャンスをつくるも、決定打を欠き、スコアレス。

試合が動いたのは、後半開始直後。FC東京の石川が、ペナルティエリアで鮮やかなシュートを放ち先制点。
ヤバイ！と思ったのもつかの間、数分後に今度は相手陣内でボールを奪った吉原が「ため」を作り、センター付近で好ポジションを取った藤本にラストパス！きっちりと決め、１−１の同点。

それからは一進一退の攻防。
平山を投入、パワープレーで大宮ゴールに迫るFC東京、前半には見られなかった細かいパス回しで、東京陣内を攪乱する大宮イレブン。

そして、「ドロー」の結果になりつつあったゲームを決めたのは、ここまで見事に「火消し」の役を担ったレアンドロだった。
89分、東京ボールを奪ったレアンドロが、そのままドリブルで上がる。そのまま、かわして、かわして、かわして〜。
レアンドロから放たれたボールは、そのまま東京のゴールネットに吸い込まれた。

２−１。まさか、アウェイで勝ち点３をゲットできるとは！
「意地」を我々に見せてくれた大宮イレブンに感謝！ていうか、レアンドロ〜、愛してる〜www

この結果、勝ち点を「34」にした大宮は、自動降格を免れることに。まあ、柏が甲府を下した時点で、甲府のＪ２落ちが確定したわけですが。

残るは入れ替え戦。
川崎に負けた広島は、勝ち点「31」のまま。最終節、大宮が負け、広島が勝ち、たとえ勝ち点が並んでも、得失点の差で大宮残留ということになります。ちなみに得失点差が「11」。よほどのことがない限りは…。

それぞれ最終節の相手は、大宮が川崎フロンターレ、広島がガンバ大阪。そうかー、広島の相手はガンバですか。
最終節、NACK5スタジアムに行って来ます。魂を込めて応援してくるぜっ。

「奇跡は起きないから奇跡って言うんですよ」by美坂栞

前半18節を終了時には、横浜FCと並んで、降格候補ナンバーワンだった大宮が、ここまで息を吹き返すとは、誰が思っただろうか？そう、これは折れない心で臨んだ大宮イレブンと、サポーターが起こした奇跡なのだ。