ツール・ド・フランス 第21ステージ
7月4日にスタートした「長い旅」も、いよいよ終着駅。
パリ市内に入ってからの周回コース、凱旋門やシャンゼリゼ大通り、コンコルド広場など「いつもの光景」を見ると、ああ、ツールももう終わりかぁ、という実感が。
シャンゼリゼの周回コースに入り、集団から飛び出したのは、何とスキル・シマノの別府史之。
ドゥムランら数人が反応して7人のグループを形成、集団から逃げ出す。
最大で40秒ほど離れた7人のグループは、周回コースの7週目、残り2周の時点で、さらに別府が抜け出す。
ヴェッカネン、ウェーグマンの3人とともに、最後の意地を見せる。
ていうか今日、別府がスゲー目立ってねぇ?
残り1周、つまり8周目、先頭の3人がラスト1周の鐘を聞きながら走る。
集団との差は9秒。
そして、ほどなくして「予定通り」に集団に吸収される。いやー、別府選手、すごかったっ!
シャンゼリゼ大通りを折り返して最後の5km、今年のツール最後のステージ優勝を目指した位置取りが展開。
ジャンヌ・ダルク像を横切り、最後の1km、コロンビアがトレインを形成。
そのままカベンディッシュが、文字通り「ぶっちぎり」。
敵なしのマーク・カベンディッシュ、今ツール6勝目である。ま、分かってたけどぉ(笑)。
ブイグテレコムの新城幸也も詰めていたようですが、結果的には15位あたり?
本日の敢闘賞→別府史之とのこと。
最終日でなければ、表彰台に上れたんですけどねぇ…。
【最終結果】-----------------------------------------------
総合優勝:アルベルト・コンタドール(アスタナ)
2位、新人賞:アンディ・シュレク(サクソバンク)
3位:ランス・アームストロング(アスタナ)
山岳賞、(総合)敢闘賞:フランコ・ペッリツォッティ(リクイガス)
ポイント賞:トル・フースホフト(サーヴェロ テストチーム)
凱旋門をバックにしたお馴染みの表彰式は、いつ見てもいいですなぁ。
4年ぶりに表彰台に乗るアームストロング。でも3位。不思議な光景です。
さて、ツール・ド・フランスも終わり、ワンデーレースのクラシカ・サンセバスチャン等が控えておりますが、次のグランツールは9月のブエルタ・ア・エスパーニャ。
それでは、また9月に。