UTU&KINE EXPO フォーク・パビリオン-Revival-＠JCBホール

えーっとまあ、TM NETWORKのリーダーがああいうことになっちまっているので、せっかくのデビュー25周年も残念なことになっているわけですが…。

そもそも、このフォーク・パビリオンというのは、1991年〜92年のツアーでもあり、またはアルバムのタイトルでもあった「EXPO」において、いろんなジャンルの音楽を詰め込んでしまおうという、まあバラエティ溢れる作品だったわけですが、そのツアーの中で、宇都宮隆と木根尚登の２人によるアコースティックコーナーがありました。
ほぼアコギだけで、各会場でだいたい２曲くらい？フォークだったり、それこそ歌謡曲だったりと、かつての名曲をカバーしておりました。それが17年前です。もう昔話ですねぇ。

で、今回はそれを２時間まるまるやってしまおうという企画。
かつては若かったTM NETWORKのメンバーも、もう今年で52歳ですよあーた。かっこいい52歳ですけどね。
吉田拓郎や井上陽水、ペドロ＆カプリシャス、テレサ・テンやら坂本九など、幅広く名曲のカバーをしつつ、６〜７曲に１曲の割合でTM NETWORKの曲を歌っていました。
世代的に40代半ばの方々がドンピシャだったかと思いますが、客の年齢層も考慮したのか、王道の名曲が多かったので、８割方の曲が分かってひと安心。

本編ラスト、坂本九「見上げてごらん夜の星を」→TMN「ANOTHER MEETING」への流れは非常に良かった。「ANOTHER MEETING」は、数少ない宇都宮隆作曲のバラードですが、久しぶりに聴くことができて感激しました。
アンコールで「パノラマジック」「We Love the Earth」。まだTM NETWORKは終わらせないぞ、ってな意気込みを感じてみたり。
TM本体の活動ができるのが何年後になるのか、まったく不透明な状況ですが、ウツと木根の２人にはしばらく頑張っていただきたいと、切に願います。